美味しくなる炊飯方法

とぎますではなく米は洗います

炊飯が面倒だなと感じている人の一番の難関は米とぎです。美味しいお米を炊くために避けては通れないステップですが、精米後のお米に汚れやぬかが多く残っていた昔の米に比べると精米技術の発達により、すでに米はキレイなので格段に楽に行えます。米をとぐというと米同士をすり合わせてぬかを落とすことになりますが、現代米はもはやとぐではなく洗うだけで十分です。また、水が透明になるまでやってしまうと、せっかくの旨味も洗い流してしまうことになるので注意が必要です。ただし、ひと手間かけるといいのが最初の水です。米と水が出合ったとき、洗米全体の7割の水を最初に吸収します。つまり炊飯後の味にも大きく影響しますので、できればボウルにミネラルウォーターを張って準備します。ザルに計量した米を入れ、ボウルに浸し手でざっと2、3回かきまぜ、時間にして10秒ほどですませます。ぬかを含んだ水が米に入ってしまわないよう急ぐのがポイントです。同じ作業を2回続けますが、そのときの水は水道水で構いません。

米の分量はあなどれない

お米の1合が180mlというのは多くの人が知っていることですが、専用のカップですくって量り、それで満足しているという人も多いはずです。なんとなく計量ときちんと計量では炊飯後の美味しさがまるで変わってきます。米の量り方には実はちょっとしたコツがあり、ほんのひと手間正確に量れば仕上がりに違いがでてきます。まずは、米がこぼれても大丈夫な場所に専用の計量カップを置き、山盛りにいれます。ここではペットボトルや保存袋などからザーッと流すか、ふんわり盛るくらいの感覚で大丈夫です。そして、計量カップを持ち、少し持ち上げてそっと落とします。何度か繰り返すことで米の間にある空気が抜けて驚くほどにカサが減るのがわかります。トントンしても減らなくなったら空気が抜けきった証拠です。これでカップの中にはみっちりとお米が入った状態になり、まだ上に盛り上がった部分があればすりきり、ぴったりにします。180mlより減ってしまった場合は、追加してさらに空気を抜いて調整し、美味しいお米を炊飯するファーストステップの終了です。

美味しいご飯を食べたいならば炊飯の方法を工夫しよう

美味しいご飯を食べたいと考えているなら、炊飯の方法を工夫することがポイントです。どのようなお米の種類でも、炊飯の方法によって、美味しいご飯を炊き上げることができます。まずは、しっかりお米を研ぐことが大事ですが、無洗米ならすぐに炊くことができますからとても便利です。また、炊飯器で炊く場合には、説明書をよく読んで水の分量を守ることがコツです。もしもご飯の堅さに好みがあるならば、微妙に調節しましょう。強火炊きなど、炊飯器によって特徴がありますから、新製品を購入する場合にはじっくり見比べて選ぶ方法が最適です。また、土鍋でも美味しいご飯を炊くことが可能です。三十分以上、お米に水を吸収させてから、土鍋で炊き上げることが秘訣です。お焦げを食べたいなら、長めに火をかけましょう。香ばしい匂いがしたら完成です。